セッションIPA
発祥: 2000年代後半~2010年代、アメリカ/イギリス
概要
通常のIPAよりもアルコール度数を抑えつつ、IPAらしいホップの香りと風味を維持したビール。長時間の飲み会(セッション)でも楽しめるように設計されており、爽快なホップの風味と飲みやすさを両立させています。
歴史・起源
IPAの特徴である華やかなホップの香りと風味を保ちながら、アルコール度数を低く(多くは5%未満)抑え、「セッション(Session)=「ある期間」」中に何杯か飲んでも酔いすぎないように設計されたIPAのサブスタイルです。 2000年代後半から2010年代にかけて、高アルコール化が進んでいたIPAに対するカウンターとして、アメリカやイギリスのクラフトブルワーによって開発・普及しました。 アルコール度数が低いビールでIPAらしいホップ感を出すのは技術的に難しく、ボディが薄くなったり、苦味だけが際立ったりしがちです。そのため、ブルワーは麦芽の配合を工夫したり、香り高いホップ品種を選んだり、ドライホッピングなどの技術を駆使したりして、低アルコールながらも満足感のあるホップ体験を目指します。 飲みやすさから、IPAの入門としても、また気軽に楽しみたい時にも適したスタイルとして人気があります。
スペック
アルコール度数
3.00-5.00%
IBU (苦味)
40-55
SRM (色)
3-12
適温
6-10°C
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