ヘイジーIPA

発祥: 2010年代前半~中頃、アメリカ北東部(ニューイングランド地方)

概要

濁った外観と、ジューシーでトロピカルなホップの風味が特徴的なIPA。通常のIPAに比べて苦みが控えめで、オレンジやマンゴーなどのフルーティーな味わいが前面に出ています。ニューイングランドIPAとも呼ばれます。

歴史・起源

2010年代にアメリカ北東部(ニューイングランド地方、特にバーモント州)で誕生した、比較的新しいIPAのサブスタイルです。「NEIPA(ニューイングランドIPA)」とも呼ばれます。 その名の通り、意図的に酵母やホップ由来の成分を残し、濁った(Hazy)外観を持つのが特徴です。 醸造の特徴として、苦味を抑えるために煮沸時のホップ投入を控えめにする一方、アロマを最大限に引き出すために、ワールプール(煮沸後)や発酵中・発酵後(ドライホッピング)に大量のホップ(特にCitra, Mosaic, Galaxyなど、トロピカルフルーツや柑橘系の香りが強い品種)を投入します。 また、オーツ麦や小麦を多く使用したり、水質(ミネラルバランス)を調整したりすることで、滑らかで柔らかい口当たり(マウスフィール)と、爆発的でジューシーなホップアロマを実現しています。 その斬新なスタイルは急速に世界中のクラフトビールシーンに広まりました。

スペック

アルコール度数
6.00-9.00%
IBU (苦味)
25-60
SRM (色)
3-7
適温
7-10°C

味の特性

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