苦味がやや弱めのビアスタイル一覧

苦味(やや弱め)
甘味
ボディ
香り
酸味
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アイスボック

発祥: 19世紀末?、ドイツ・フランケン地方(伝説)

ボックを凍結濃縮して造る極めて強いラガー。非常にリッチなモルト風味と滑らかな口当たり。

ABV: 9.00-14.00%IBU: 25-35SRM: 18-30

アメリカンウィート

発祥: 1980年代~、アメリカ

酵母の個性が控えめでクリーンな味わい。軽やかな飲み口と柑橘系ホップが楽しめる爽やかな小麦ビール。

ABV: 4.00-5.50%IBU: 15-30SRM: 3-6

イタリアン・グレープエール

発祥: 2000年代半ば~、イタリア

醸造過程でブドウを使用。ワインとビールの特徴を併せ持ち、フルーティーで複雑な味わい。

ABV: 5.00-10.00%IBU: 15-40SRM: 4-15

イングリッシュ・ブラウンエール

発祥: 17世紀以前~、現代の形は20世紀初頭、イギリス

ナッツやカラメル、ビスケットのような麦芽風味が主体。ホップ控えめで穏やかに飲みやすい。

ABV: 4.00-5.50%IBU: 15-30SRM: 12-22

ヴァイツェンボック

発祥: 20世紀初頭、ドイツ・バイエルン地方

ヴァイツェン酵母のフルーティーさとボックの豊かなモルト感、高アルコール。濃厚で複雑な味わい。

ABV: 6.50-9.00%IBU: 15-35SRM: 6-25

ウィンナーラガー

発祥: 1841年、オーストリア・ウィーン

淡い赤銅色でモルトの豊かな風味。軽快でクリーンな後味のバランス良いオーストリア発祥ラガー。

ABV: 4.70-5.50%IBU: 18-30SRM: 9-15

クアドルペル

発祥: 名称普及は1991年、オランダ(ラ・トラップ醸造所)/ ベルギー

修道院ビール最強タイプ。濃い琥珀〜ダークブラウンでリッチなモルト甘さとドライフルーツ風味。

ABV: 8.00-12.00%IBU: 20-35SRM: 12-22

クリームエール

発祥: 19世紀半ば~後半、アメリカ北東部

エールとラガーの中間的特性。非常にクリーンで軽く、クリスプな喉越しの爽やかなアメリカ発祥エール。

ABV: 4.20-5.60%IBU: 8-20SRM: 2-5

ケルシュ

発祥: 中世からの進化、現代の形は20世紀半ば、ドイツ・ケルン

エールとラガーの特性を併せ持つ。澄んだ黄金色で軽快クリア、微かなフルーティーさが調和。

ABV: 4.40-5.20%IBU: 18-30SRM: 3-5

ケンタッキーコモン

発祥: 19世紀後半、アメリカ・ケンタッキー州

禁酒法時代にケンタッキーで人気だった歴史的ビール。やや色が濃く酸味があったとされる。

ABV: 4.00-5.50%IBU: 15-30SRM: 11-19

シュバルツビア

発祥: 中世後期~16世紀頃、ドイツ(テューリンゲン/フランケン地方など)

濃い色ながら軽快でスッキリ。わずかなロースト感と軽いモルトの甘み、スタウトより軽い口当たり。

ABV: 4.40-5.40%IBU: 20-30SRM: 17-30

セゾン

発祥: 18世紀/19世紀頃かそれ以前、ベルギー・ワロン地方

スパイシーでフルーティーな香りと乾いた爽やかな味わい。軽快ながら複雑な風味の農場発祥エール。

ABV: 5.00-7.00%IBU: 20-35SRM: 5-14

チェコ・アンバーラガー

発祥: 19世紀~、チェコ共和国(ボヘミア地方)

ピルスナーとカラメルモルトで豊かな麦芽風味。ザーツホップとのバランスが良いチェコ伝統ラガー。

ABV: 4.40-5.80%IBU: 20-35SRM: 10-16

チェコ・ダークラガー

発祥: 19世紀~、チェコ共和国(ボヘミア地方)

ドイツのダークラガーとは異なり、ロースト控えめで甘みと滑らかさが特徴のチェコ伝統ラガー。

ABV: 4.40-5.80%IBU: 18-34SRM: 14-35

デュッベル

発祥: 原型は19世紀以前、現代版は1926年、ベルギー(ウェストマール修道院)

赤褐色で複雑なモルト風味とベルギー酵母のフルーティー&スパイシーさ。ドライな後味が絶妙。

ABV: 6.00-7.60%IBU: 15-25SRM: 10-17

デュンケル

発祥: 中世後期、ドイツ・バイエルン地方

ロースト麦芽のリッチな風味とほのかな甘み。しっかりした味わいながら飲みやすいバイエルン伝統。

ABV: 4.50-5.60%IBU: 18-28SRM: 14-28

ドッペルボック

発祥: 17世紀、ドイツ・ミュンヘン(パウラーナー修道院)

ボックの強いバージョン。「二重」を意味し通常より濃厚で高アルコール。濃いカラメル風味が特徴。

ABV: 7.00-10.00%IBU: 16-26SRM: 6-25

トリペル

発祥: 原型は1930年代、確立は1956年、ベルギー(ウェストマール修道院)

高アルコールながら飲みやすい強いブロンドエール。フルーティー&スパイシーな香り、軽快な飲み口。

ABV: 7.50-9.50%IBU: 20-40SRM: 4-7

ドルトムンダー・エクスポート

発祥: 1870年代、ドイツ・ドルトムント

輸出用に少し高アルコール化。ヘレスとピルスナーの中間的な性格を持つドイツ・ドルトムント発祥。

ABV: 4.80-6.00%IBU: 20-30SRM: 4-6

バルチックポーター

発祥: 18世紀後半~19世紀、バルト海周辺諸国(英国ポーターが起源)

ラガー酵母で低温発酵・熟成。英国ポーターより高アルコールで濃厚、滑らかで複雑な味わい。

ABV: 6.50-9.50%IBU: 20-40SRM: 17-30

ビエール・ド・ギャルド

発祥: 19世紀以前~、フランス北部(フランドル地方)

セゾンに似るがモルト風味が豊かで高アルコール。熟成による複雑な味わいが特徴のフランス北部発祥。

ABV: 6.00-8.50%IBU: 18-28SRM: 6-19

ブラゴット

発祥: 古代~中世、ヨーロッパ(特にイギリス、アイルランドなど)

麦芽と蜂蜜の両方を発酵。ビールとミードのハイブリッドで甘みとアルコール度数が高い。

ABV: 5.00-14.00%IBU: 15-50SRM: 5-30

フルーツビール

発祥: 古代 / 世界各地

様々な果物を使用して醸造。ランビックベースから現代クラフトまで幅広く、フルーティーな味わい。

ABV: 4.00-8.00%IBU: 5-40SRM: 3-15

ペストリースタウト

発祥: 2010年代後半、アメリカなど

デザートのような風味の極甘濃厚スタウト。バニラ、チョコ、ココナッツ等を使用。高アルコール。

ABV: 8.00-14.00%IBU: 20-50SRM: 30-40

ベルジャン・ゴールデンストロングエール

発祥: 20世紀半ば、ベルギー

トリペルに似るがよりドライで炭酸が強い。高アルコールながら悪魔的な飲みやすさを持つ。

ABV: 7.50-10.50%IBU: 22-35SRM: 3-6

ベルジャン・ブロンドエール

発祥: 20世紀半ば、ベルギー

黄金色でフルーティー&スパイシーなベルギー酵母の風味。マイルドながら複雑さを併せ持つ。

ABV: 6.00-7.50%IBU: 15-30SRM: 4-7

ベルジャン・ペールエール

発祥: 20世紀半ば、ベルギー

ベルギー酵母で醸造。中程度の苦味とフルーティー&スパイシーな香りが特徴の飲みやすいエール。

ABV: 4.80-5.50%IBU: 20-30SRM: 8-14

ヘレス

発祥: 1894年、ドイツ・ミュンヘン

「明るい」を意味する澄んだ黄金色。モルトの甘みを前面に、穏やかなホップと爽やかな後味。

ABV: 4.70-5.40%IBU: 16-22SRM: 3-5

ポーター

発祥: 18世紀初頭(1720年代頃)、イギリス・ロンドン

スタウトの起源となった暗色ビール。チョコやカラメル、コーヒー風味でスタウトより軽い口当たり。

ABV: 4.00-6.50%IBU: 18-50SRM: 20-40

ボック

発祥: 原型は14世紀ドイツ・アインベック、ラガー化は17世紀ドイツ・バイエルン

濃い琥珀〜濃褐色でモルトのリッチな風味と甘み。通常のラガーより高アルコールの伝統的スタイル。

ABV: 6.30-7.20%IBU: 20-27SRM: 14-22

マイボック

発祥: 19世紀後半、ドイツ

春に飲まれる強いラガー。伝統ボックより色が淡くホップがやや強調された季節のビール。

ABV: 6.30-7.40%IBU: 23-35SRM: 6-11

ミルクスタウト

発祥: 20世紀初頭(1907年頃)、イギリス

乳糖を加えた甘みとクリーミーな口当たりのスタウト。コーヒーやチョコ風味に優しい甘みが調和。

ABV: 4.00-6.00%IBU: 20-40SRM: 30-40

メルツェン

発祥: 原型は16世紀以前、現代のアンバー版は19世紀半ば、ドイツ・バイエルン地方

オクトーバーフェストの伝統ビール。琥珀〜銅色でリッチなモルト風味、クリーンで滑らかな口当たり。

ABV: 5.80-6.30%IBU: 18-24SRM: 8-17

ラオホビア

発祥: 中世からの伝統製法、確立は15世紀/16世紀頃~、ドイツ・バンベルク

ブナの薪で燻製した麦芽を使用。燻製肉やベーコンを思わせる独特の煙の香りと風味。

ABV: 4.80-6.00%IBU: 20-30SRM: 12-22

ラガー

発祥: 中世後期(15~16世紀頃)、南ドイツ・バイエルン地方

低温発酵でクリーン&スッキリ。世界で最も多く生産され、日本のビールもほとんどがラガー。

ABV: 4.00-6.00%IBU: 8-25SRM: 2-6

低アルコール/ノンアルコールビール

発祥: 20世紀初頭(Near Beer)~現代、世界各地

アルコール度数を低く抑えた、または除去したビールテイスト飲料。製法や風味は多様。

ABV: 0.00-1.20%IBU: 5-30SRM: 2-30

白ビール

発祥: 中世(14世紀頃かそれ以前)、ベルギー(ヒューガルデン村周辺)

オレンジピールやコリアンダー使用。クリーミーで爽やかな飲み口とほのかなスパイシーさが特徴。

ABV: 4.50-5.50%IBU: 8-20SRM: 2-4